Webライターとして独立し、生活していくことは十分可能です。フリーランスになれば自由に働けますし、やり方次第では大きく稼ぐこともできますよ。
しかしフリーランスは仕事が突然なくなる、社会保障がないなどのリスクもあるため、慎重に検討することを強くおすすめします。

この記事では、Webライターとして独立を考えているあなたのために、以下の情報について解説します。
この記事でわかること
- 独立するメリット・デメリット
- 独立するまでの手順
- 独立前にやっておくこと
Webライターとして独立した方が良いのか分かりますので、ぜひ最後までご覧ください!
contents
Webライターでの独立は慎重に
Webライターで独立して食べていくことは可能ですが、慎重に検討する必要があります。
なぜなら、フリーライターは収入が安定せず、不安が大きいからです。この不安は思ったよりも大きく、人によっては辛くて耐えられないかもしれません。
また、会社員のような「社会保障」もありません。子供ができても育休はなく、傷病手当や有給もないため、辛い状況でも働き続ける必要があります。
確かにライターなら場所や時間に囚われずに稼げますし、煩わしい人間関係もないですが、リスクについても理解しておきましょう。

場合によっては、副業のまま続けるのも賢い選択だと言えるでしょう。
僕がフリーランスライターになった3つの理由
独立は手放しにおすすめできませんが、僕はフリーのライターとして活動しています。

Webライターになった理由
- 会社に向いていないから
- スキルアップしたかったから
- 比較的ハードルが低かったから
①会社に向いていないから
僕がフリーランスになったのは、社会不適合者だったからというのが最大の理由です。

確かに、Webライターという仕事は自由度が高く素晴らしいビジネスです。
しかし、独立がおすすめと語っている人の中には、僕のように「フリーになるしかなかった」人も含まれることを理解しておきましょう。
②スキルアップに繋がる仕事がしたかったから
次に理由を挙げるなら、何でもいいのでスキルアップできる仕事を見つけたかったからです。
会社を辞めた後、しばらくはフードデリバリーで食い繋いでいましたが、どれだけ続けても収入が上がらない状況に焦っていました。

Webライターになれば、ライティングスキルや様々な知見も身に付くため、とても魅力的に感じたのです。
ずっと同じ給料で働き続けるのは嫌だ、自己投資で人生を楽にしたいという方は、Webライターとして独立するのもアリだと思います。
③比較的ハードルが低かったから
Webライターを始めたのは、比較的ハードルが低かったからでもあります。
会社を辞めた後、フードデリバリーをしながらブログやプログラミングにも挑戦しましたが、どれも独学では難しく挫折してしまいました。
しかし、Webライターはスクールを受講したこともあってライティングのコツを掴み、どんどん稼げるようになっていきました。

Webライターで独立する3つのメリット
独立するなら、フリーライターのメリット・デメリットの双方を知っておきましょう。まずはメリットから解説していきます。
フリーライターになるメリット
- 場所や時間に縛られない
- 収入の天井がない
- 様々な知見が身に付く
① : 場所や時間に縛られない
フリーライターは、好きな時に好きな場所で働けるのが最大の魅力です。
パソコンさえあれば作業はどこでもできますし、納期さえ守っていればいつ作業しても構わないからです。
旅行先で働いたり全国旅しながら仕事したりと、様々なライフスタイルを楽しめますよ。

家と職場の区別がつかなくなるのが嫌という方もいるかもしれませんが、カフェやコワーキングを活用すれば問題ありません。
今の会社で働くのがキツい方や、人間関係に疲れたという方は、フリーライターを目指してみるのがおすすめです。
② : 収入の天井がない
Webライターは、サラリーマンと違い収入に限界がありません。
フリーライターは完全な「成果報酬型」なので、やった分だけ収入が入ります。不当な残業や無賃労働がないのも良いところですね。

裏を返せば、仕事量を減らせば収入が減ってしまうということでもありますが、それでも収入をコントロールできるのはサラリーマンにない魅力です。
中には月収100万円を超えるような人もいるので、夢のある仕事だと言えるでしょう。
③: 様々な知見が身に付く
Webライターは、お金をもらいながら様々な知識が身に付くのも利点です。
基本的に、Webライターは特定のジャンルに関して執筆を依頼されるため、リサーチしたり書いたりしている内に自然とインプットできます。

確かに、知識を身に付けるまでは大変です。しかし、一度知見を得られれば少ない時間で記事を書けるようになり、時給単価も上がります。
様々な知識を取り入れていきたい方は、ぜひWebライターを目指してみましょう。
Webライターで独立する4つのデメリット
フリーランスのライターは自由で幸せそうに見えるかもしれません。
しかし、独立するのであれば絶対に次のようなデメリットについても理解しておいてください。
フリーライターのデメリット
- めちゃくちゃ不安
- ライバルが多い
- 常にスキルアップが必要
- 自分で確定申告する必要がある
独立してから後悔しないよう、じっくり目を通しておいてください。
① : めちゃくちゃ不安
フリーランスライターはめちゃくちゃ不安が大きいです。
理由は1つで、とにかく収入が不安定だから。ずっと継続していた案件がなくなったり仕事が取れなくなったりしたら、収入が一気に下がってしまいます。
ちなみに、どれだけ貯金してもスキルを積み重ねても、絶対に不安は消えません。なので会社を辞めるなら、不安と向き合い戦い続ける覚悟が必要です。
② : ライバルが多い
Webライターは参入しやすい分、ライバルも非常に多いです。
クラウドソーシングでは、単価の低い案件にすら募集が殺到しているという始末で、レッドオーシャンに飛び込んでいく覚悟が求められます。
確かに、スキルを高めれば十分差別化は可能です。しかし一朝一夕でレベルアップすることはできないため、苦労する期間が長くなるかもしれません。
Webライターとして独立するなら、ライバルが多い界隈であることを理解しておきましょう。
③ : 常にスキルアップが必要
すぐ上で解説した通り、Webライターは非常にライバルが多いビジネスです。
数多のライバルと差別化するためにも、ライティングスキルを高める、専門性を身に付けるなどの「差別化」が求められます。

何を勉強すればいいか迷う方も多いと思いますが、まずは「ライティング」の技術を極めていきましょう。
専門性を身に付けるのは、業界経験や資格が必要でそう簡単ではありません。しかし、ライティングなら誰でも身に付けられる上に、どんなジャンルの記事を書く時にも役立ちます。
稼げるライターになるには、日々スキルアップが欠かせないため、決して楽な道ではありません。
④ : 自分で確定申告する必要がある
フリーランスになると、当然確定申告も自分でやらなければなりません。
確定申告とは何かわかりやすく説明すると、今年はどのくらい稼いで税金はいくらになったか報告する作業です。
確定申告には「帳簿記入」が必要です。簿記を学んだことがない人にとってはかなりややこしい作業なので、税理士を雇うか自分で勉強しなければなりません。
なお、確定申告の期限は毎年2月16日〜3月15日です。

フリーランスライターに向いている人の4つの特徴
Webライターのメリット・デメリットを踏まえ、次のような方はライター向けだと言えるでしょう。
- 文章を書くのが好き
- 孤独で作業しても平気
- 情報収集が嫌いではない
- さまざまな知識が欲しい
- スキルアップしたいと考えている
Webライターは基本孤独での作業です。文章を書くのが嫌、またはずっと周りに人がいないと寂しいという方は向かないかもしれません。
また、文章を書くにはリサーチも必須です。スキルアップに意欲的な方にとっては良いのですが、楽して稼ぎたい人には苦しい世界です。
ビジネスはライターだけではありません。他のビジネスという選択肢も視野に入れつつ、独立するかどうか考えましょう。
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Webライターで独立するまでの手順
Webライターでの独立を考えている方は、以下の手順で進めていきましょう。
- Webライティングを勉強する
- SEOについて理解する
- ポートフォリオを作る
- クラウドソーシングで仕事を取る
- 収入が増えてきたら独立を検討する
流れをざっとまとめると、必要なスキルを身に付けてから記事を書き、その記事を実績にして仕事をとっていくというイメージですね。
なお、独立のタイミングは生活水準によっても異なりますが、副業で10〜15万円ほど稼げるなら、専業になっても十分に食べていけるでしょう。
また、額面だけでなく安定性も重要です。
同じ月収15万円でも、取引先が1社だけのケースと4社に分散されているケースでは、後者の方が安定していると言えるでしょう。

Webライターでゼロから稼いでいく方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、必ず目を通しておいてくださいね。
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Webライターで独立する前にやっておくこと
フリーライターになると決めた方は、会社員のうちに以下の準備だけ済ませておきましょう。独立した後がグッと楽になりますよ。
独立前にやっておくこと
- 収支管理
- 貯金
- 実績作り

①収支管理
フリーランスにとって、お金の管理は命綱のようなもの。
フリーライターは収入が不安定なため、ちょっと稼げたからといって調子に乗って散財していると、たちまち金欠で苦しむことになります。

どう収支管理すればいいか悩む方も多いと思いますが、まずは「固定費」から見直しましょう。
- 保険
- 自動車
- 通信費
それぞれ具体的に解説していきます。
1. 保険
日本は「保険大国」とも呼ばれており、とにかく保証をつけたがる人が多いです。しかし、本当にその保険が自分に必要なのかよく考え直してください。

2. 自動車
自動車も支出が膨らむ原因です。仕事や生活で日常的に使っているならともかく、ほとんど載っていないなら手放す決断をしても良いでしょう。

もう少し利用頻度の多い方は「カーシェアリング」も良いかもしれませんね。
3. 通信費
携帯はできるだけ「格安SIM」に乗り換えましょう。
格安SIMは、通常の料金プランと比べて毎月7,000円ほど固定費を抑えらます。年間に直すと「7,000円 × 12ヶ月 = 84,000円」です。
また、光回線やホームルーターなどは、あまり使っていないなら解約してしまっても良いでしょう。お手持ちのスマホによっては「テザリング」で事足りるかもしれません。
②貯金
悪いことは言いません、絶対に会社員時代に貯金をしておきましょう。
独立直後は、想定外の出費が続くからです。パソコンやソフト代金などの経費や住民税、そして全額自腹の健康保険料などが重くのしかかってきます。

フリーランスなら、最低でも半年くらいは生活できる資金を蓄えておきましょう。たとえば、毎月の生活費が15万円なら「15万円 × 6ヶ月 = 90万円」です。
どれだけ準備しても不安はなくなりません。しかし、最悪でも生活できなくなるといった事態は避けられるようにしておきましょう。
③実績作り
会社員の副業時代に、実績を作るのもおすすめです。
フリーランスライターとして仕事を獲得するには、実績がモノを言います。
経験年数を増やすのはもちろん、大手メディアでの執筆実績やディレクターの経験などを作れれば、独立後も十分役に立つでしょう。
十分な実績がない、まだまだ仕事が安定していないと感じるうちは、独立を先延ばしにすることも考えましょう。
まとめ|フリーランスライターはリスクも大きい!できれば副業も検討しよう
フリーライターは自由な働き方ができ、やり方次第収入を増やせる魅力な生き方です。
しかし収入が安定せず不安、社会保障がなくなるなどデメリットも大きいため、万人におすすめできる道ではありません。
メリット・デメリットを見比べて、キツそうだと感じたら副業として続けていくことも考えましょう。
独立のメリット
- 場所や時間に縛られない
- 収入の天井がない
- 様々な知見が身に付く
独立のデメリット
- めちゃくちゃ不安
- ライバルが多い
- 常にスキルアップが必要
- 自分で確定申告する必要がある
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