ミニ株(単元未満株)のおすすめ12選!初心者に最適な証券会社や銘柄の選び方も紹介

「ミニ株でおすすめの銘柄は?」
「始めるなら結局どの証券会社が良いの?」

資産運用が重要だと知りながら、リスクが気になってなかなか投資に手が出せない…。そんなあなたにおすすめなのが「ミニ株投資」です。

この記事では、ミニ株投資におすすめの銘柄や証券会社、口座開設して取引するまでの手順、銘柄の選び方まで徹底解説します。

この記事のポイント

  • ミニ株なら少額からさまざまな銘柄に分散投資が可能。リスクを抑えて投資できる
  • 初心者は日本たばこ産業や伊藤忠商事、三菱UFJフィナンシャルグループなどの大手銘柄がおすすめ
  • 証券会社は「SBI証券」が最もおすすめ。買付手数料無料で、ネット証券最大手なので安心感がある

ミニ株なら最低数百円から投資を始められます。リスクを抑えつつ、将来の資産に関する不安を解消できるので、ぜひ最後までご覧ください!

contents

ミニ株(単元未満株)のおすすめ銘柄12選

ミニ株といっても銘柄数は非常に多いため、なかなか投資対象を定められない方も多いはずです。そこでこの項では、おすすめの銘柄を12選に絞って紹介します。

おすすめの銘柄一覧

  • 日本たばこ産業
  • 伊藤忠商事
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • KDDI
  • ソフトバンク
  • 楽天
  • オリックス
  • 東京海上日動
  • 任天堂
  • 上新電機
  • アスクル

1. 日本たばこ産業

株価 2,934円
配当利回り 6.41%
時価総額 5.87兆円

※2023年5月3日現在

日本たばこ産業は、配当狙いの方におすすめの銘柄です。

配当利回りは6〜7%ともトップクラスに高く、保有しているだけでかなりの収入を得られます。参考までに、一般的に高配当と言われる銘柄でも配当利回り3.0〜4.0%程度が多いため、圧倒的だと言えるでしょう。

業界トップのシェアを誇り、130以上もの国や地域にたばこを販売しています。たばこだけでなく、飲料や加工品事業も手がけているため、事業がある程度分散されていて経営が傾きにくいのもポイントです。

とはいえ、喫煙人口は年々減ってきており、たばこ産業自体が落ち目になってきています。配当性向も70%と高いため、今後ゆとりがなくなって減配する可能性も視野に入れておきましょう。

2. 伊藤忠商事

株価 4,534円
配当利回り 2.82%
時価総額 7.19兆円

※2023年5月3日現在

ある程度の配当を狙いつつ、将来性にも期待できる銘柄です。配当利回り3.35%と高く、さらに8期連続での増配を実現しているため、今後も配当の伸びば期待できます。

中国を中心に、海外への事業展開も行っているため、円安の現状でも利益が伸び悩みにくいのが特徴です。

あの投資の神様と呼ばれる「ウォーレンバフェット」も投資をしていることから、人気の銘柄です。投資の際は、しっかり値下がりのタイミングを狙いましょう。

3. 三菱UFJフィナンシャル・グループ

株価 863円
配当利回り 3.54%
時価総額 10.94兆円

※2023年5月3日現在

三菱UFJフィナンシャルグループは、安定した配当が魅力の銘柄です。いわゆる成熟企業なので成長性はそこまでありませんが、配当利回り3.29%と高く、過去5年間は減配していません。

メガバンク・三菱UFJ銀行をはじめとする金融事業以外にも、多角的な事業を展開しています。収入源が多いため、いずれかの事業が落ち込んでも利益が安定しやすく、長期保有にも適した銘柄だと言えるでしょう。

4. 三井住友フィナンシャルグループ

株価 5,617円
配当利回り 3.92%
時価総額 7.72兆円

※2023年5月3日現在

同じく安定配当を得られる銘柄です。配当利回りは3.8%と高く、配当性向も40%台とかなりゆとりがあります。

配当性向とは、利益のうち何割を配当に回しているか示す指標。配当性向が低ければ低いほど、ゆとりを持って配当還元していると言える。

同グループの配下には、三井住友銀行の他にもSMBC日興証券やプロミスなどの事業があり、多角的に事業展開している企業です。

現状では、2023年4月のシリコンバレーバンク破綻により銀行の信用不安が高まってきていますが、それでも減配のリスクは低いといえます。

5. KDDI

株価 4.237円
配当利回り 3.04%
時価総額 9.84兆円

※2023年5月3日現在

KDDIは国内最大手の通信会社です。

携帯だけでなく、幅広い事業を展開しています。肝心の携帯事業に関しても、そこまで景気に左右されることはなく、安定感があるのがポイントです。

配当利回りは3.3%と高く、高配当株としても人気があります。また、営業利益率は19.8%と非常に高いため、安定感のある企業だと言えるでしょう。

営業利益率とは、売上高から原価や販売費などを差し引いた数値。営業利益が大きい企業は、稼ぐ力も大きいと言える。

6. ソフトバンク

株価 1,531円
配当利回り 5.62%
時価総額 7.33兆円

※2023年5月3日現在

KDDIと並ぶ国内最大手の通信会社です。

多角的な事業に取り組んでおり、アスクルやジャパンネット銀行などを傘下に収めています。他にも、2019年にはYahoo!を連結子会社化しています。

配当利回りは上昇傾向で、過去5年間のデータを見ると右肩上がりです。未だ携帯事業の需要も底堅く、景気不安にも揺るがされにくいため、配当狙いなら必ずマークしておくべきでしょう。

7. 楽天

株価 669円
配当利回り 0.67%
時価総額 1.07兆円

※2023年5月3日現在

楽天はネットサービスを中心に、幅広い事業を展開している企業です。

ECサイトを中心に、携帯や銀行、証券などの系列サービスで消費者を囲い込んでおり、安定した収入を見込めます。

近年は通信事業の不振により業績が悪化気味ですが、2023年には楽天銀行を上場させています。通信事業の強化にも取り組んでおり、今後の成長に目が離せない企業です

8. オリックス

株価 2,307円
配当利回り 3.88%
時価総額 2.85兆円

※2023年5月3日現在

オリックスは国内最大級の総合リース会社で、1964年創業と歴史もある企業です。

多角的な事業を展開しており、連結子会社は1,000社を超えています。法人営業やメンテナンス事業をメインに、金融や不動産事業も手がけています。

オリックスは株主還元への意欲が強く、配当は「前期配当金・配当性向33%」のうち高い方を採用する方針を示しています。利益が伸びれば、配当も右肩上がりになるでしょう。

9. 東京海上日動

株価 2,737円
配当利回り 3.65%
時価総額 5.48兆円

※2023年5月3日現在

東京海上日動は、国内の保険会社でもトップの規模を誇ります。

競合他社よりも海外事業に強く、全世界に918以上もの拠点を構えているのが特徴です。M&A(吸収合併)にも積極的で、多数の海外企業を買収しています。

肝心の損害保険事業は、若者の車離れにより規模が縮小しているのが懸念点です。とはいえ、海外でも幅広い事業を手がけていることから、そう簡単に経営が傾く心配はありません。

10. 任天堂

株価 5,693円
配当利回り 3.58%
時価総額 7.39兆円

※2023年5月3日現在

任天堂はゲームの開発で有名な企業です。

コロナ禍で多くの企業が業績を落とす中、巣篭もり需要が増えたことでゲームの売り上げが伸び、利益を拡大しています。近年発売した「Switch」も今だに根強い人気を誇ります。

注意したいのが、ゲームの売上や人気によって株価が激しく変動する点です。また、配当利回りは4.2%と高めですが、直近で何度も減配しているため、株主還元意識についてはあまり高いとは言えません。

11. 上新電機

株価 2,003円
配当利回り 3.74%
時価総額 560億

※2023年5月3日現在

Joshin電機をはじめ、電化製品をメインに取り扱っている企業です。優待が特徴で、1株でも持っていれば年間5,000円分の買い物優待券をもらえます。

優待券は500円 × 20枚で、2,000円以上の買い物に一度使えます。Joshin電機で頻繁に買い物する方であれば、かなりの恩恵を受けられるでしょう。

配当利回りも3.72%と高めで、配当と優待の両方に期待できます。

12. アスクル

株価 1,718円
配当利回り 1.82%
時価総額 1,718億円

※2023年5月3日現在

アスクルは、事務用品の宅配サービスを手掛ける企業です。近年ではYahoo!と提携し、EC事業も手がけているため、今後の伸びしろにも期待できます。

アスクルは1株からでも優待を受け取ることができます。優待はECサイト「LOHACO」で使える割引クーポンです。

配当利回りは低めですが、優待が気になる方はとりあえず1株だけでも買っておくことをおすすめします。

ミニ株(単元未満株)でおすすめの証券会社3選

投資を始めるには、証券口座が必須です。

ミニ株投資に対応している証券会社はいくつかありますが、初心者の方におすすめの証券講座のみを厳選して3つ紹介します。

証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
買付手数料
無料
無料
※スプレッドあり

無料
売却手数料 0.55%
(最低50円)

11円
0.55%
(最低48円)
リアルタイムトレード × ×
24時間取引 × ×
公式サイト 詳細 詳細 詳細

1. SBI証券

出典:SBI証券公式

初めて証券口座を開設するなら、SBI証券が最もおすすめです。ネット証券の中でも最大手で、1,000万口座を突破するほど多くの人が利用しているため、安心感があります。

SBI証券では、S株(単元未満株)の取引が可能です。手数料は無料で、24時間いつでも注文ができます。

リアルタイムでのトレードはできませんが、約定されるタイミングは1日3回あるため、ある程度狙った価格で取引しやすいのがメリットです。

  • 9:00
  • 12:30
  • 15:00

アプリでは、チャートボードで株価の変動をチェックできます。

出典:SBI証券公式

株価の上下がチャートで簡単にわかるため、株式投資を始めたばかりの初心者でも投資タイミングを掴みやすいでしょう。

証券会社 SBI証券
買付手数料 無料
売却手数料 約定金額の0.55%
(最低手数料50円)
投資信託数 2,659本
つみたてNISAの銘柄数 184銘柄
公式サイト 詳細

SBI証券に申し込む

2. 楽天証券

出典:楽天証券公式

楽天証券は、普段から楽天のサービスを使っている方や、楽天経済圏で生活している方には大変おすすめです。楽天ポイントを使って投資ができ、楽天銀行と連携することで投資資金を自動で引き落とししてくれます。

買付手数料がかからないのはもちろん、SBI証券・マネックス証券と違ってリアルタイムトレードができるのがポイントです。細かい価格の変動が気になる方でも、取引しやすいでしょう。

NISA口座にも対応しており、株式以外にもFXやバイナリーオプション、CFDなど豊富な金融商品を揃えているため、証券口座をひとつにまとめたい場合にも最適です。

証券会社 楽天証券
買付手数料 無料
※別途スプレッドが発生
売却手数料 11円
投資信託数 2,490本
つみたてNISAの銘柄数 190本
公式サイト 詳細

楽天証券に申し込む

3. マネックス証券

どんな銘柄に投資すれば良いのか分からず悩んでいる方は、マネックス証券を選びましょう。

SBI証券・楽天証券と比べると商品の数などは劣るものの、独自の投資SNS「ferci(フェルシー)」を提供しています。他の投資家たちと情報交換しながら投資できるため、初心者の方には心強い味方になります。

また、マネックス証券では株を預けて利息を受け取れる「貸株サービス」があり、単元未満株も貸株の対象です。長期保有する場合は、貸株で利息を受け取るのも良いでしょう。

証券会社 マネックス証券
買付手数料 無料
売却手数料 約定代金の0.55%
(最低手数料48円)
投資信託数 1,276本
つみたてNISAの銘柄数 152銘柄
公式サイト 詳細

マネックス証券に申し込む

ミニ株(単元未満株)とは

ミニ株とは、1株から株式に投資できるサービスです。

本来、株式の売買単位は最低100株に設定されています。したがって、株価1,000円の銘柄に投資しようと思うと1,000円 × 100株 = 10万円が必要です。

初心者にとって、数万〜数十万円もの投資は大きなリスクと言えるでしょう。一方、ミニ株ならわずか数百円〜数千円から投資できるため、リスクを抑えられます。

なお、ミニ株は証券会社によって呼び方が異なるケースがあります。

  • SBI証券:S株
  • 楽天証券:かぶミニ
  • マネックス証券:ワン株

ミニ株(単元未満株)の3つのメリット

近年では多くの証券口座でミニ株の取り扱いが始まっていますが、一体何が魅力なのでしょうか?より理解を深めるため、具体的なメリットについて知っておきましょう。

ミニ株のメリット

  1. 少額から始められる
  2. 様々な業種に分散できる
  3. 投資タイミングを分散できる

1. 少額から始められる

ミニ株なら1株から投資できるため、資金が少ない方でも問題ありません。

例えば、株価4,000円の銘柄の場合、通常の株式投資だと最低でも40万円もの資金が必要です。しかし、ミニ株投資ならわずか4,000円から投資できます。

なお、株価は銘柄によって大きく異なり、ワンコインで買える株もあれば5,000円を超える場合もあります。投資の選択肢を広げるため、資金にはゆとりを持っておきましょう。

2. 様々な業種に分散できる

株式投資においては、業種(セクター)を分散させることが非常に大切です。同じセクターの株ばかりに投資していると、もしそのセクターが落ち込んだときに一気に資金を失うことになります。

ミニ株投資なら、少額からでもさまざまな銘柄に分散できるため、リスクを抑えられるでしょう。以下は、株式投資におけるセクター一覧です。

  • 食品
  • エネルギー資源
  • 建設・資材
  • 素材・化学
  • 医薬品
  • 自動車・輸送機
  • 鉄鋼・非鉄
  • 機械
  • 電機・精密
  • 情報通信
  • 電機・ガス
  • 運輸・物流
  • 商社・卸売
  • 小売
  • 銀行
  • 金融(除く銀行)
  • 不動産

例えば、金融セクターばかりだと金融不安や不景気のときに株価が軒並み下落するリスクがあります。そこで、通信や医薬品、食料品など、他のセクターの株も買うことでリスクを分散できます。

3. 投資タイミングを分散できる

ミニ株なら、セクターだけでなく投資タイミングも分散でき、価格変動リスクを抑えることも可能です。

従来の株式投資では、100株すべてを同じタイミングで売買することになるため、高値で買ってしまった場合のリスクは大きくなります。

一方、ミニ株であれば、こまめに買い付けして価格変動リスクを抑えられます。

特に、SBI証券なら株取引アプリのチャートボードからこまめに株価を確認できるため、マメな取引がしやすいのが魅力です。できるだけリスクを抑えたい方は、SBI証券で口座開設してアプリもインストールしておきましょう。

SBI証券に申し込む

ミニ株(単元未満株)の2つのデメリット

少額から投資できてリスクも抑えられるミニ株投資ですが、次のようなデメリットも存在します。

ミニ株のデメリット

  1. 手数料がやや割高
  2. 売買できる銘柄が限られる

メリット・デメリットの両方を知り、納得したうえで投資をご検討ください。

1. 手数料がやや割高

ミニ株は手数料がかさみがちです。

通常の株取引では、手数料定額コースが用意されているのですが、ミニ株では取引するたびに手数料が発生してしまいます。

とはいえ、SBI証券やマネックス証券などの大手ネット証券なら買い付け手数料がかかりません。したがって、こまめに売買する人でなければ、そこまで気にならないでしょう。

楽天証券も買付手数料無料ですが、スプレッドと呼ばれる実質コストが発生します。その代わり、売却手数料はSBI証券より安いため、こまめに売買したい場合におすすめです。

2. 売買できる銘柄が限られる

全ての銘柄がミニ株に対応しているわけではないため注意しましょう。

一部の銘柄は、単元未満株では取引できません。また、証券口座によって取り扱い銘柄が異なるため、いざ取引しようとしたら取り扱っていなかったというケースも考えられます。

より多くの銘柄に分散投資したい場合、複数の証券口座を開設しておくなどの対策が必要です。

ミニ株(単元未満株)ならNISA口座がおすすめ

これからミニ株投資を始める方は、ぜひNISA口座を活用しましょう。

NISAとは、投資で出た利益が一定額まで非課税になる制度です。投資には一律20.315%の税金がかかるため、仮に10万円利益が出たとすると、2万円以上もお得になります。

NISAの詳細は以下の通りです。

投資期間 最長5年
年間投資額 120万円
投資対象 株、投資信託、ETF

ただし、NISA口座はつみたてNISAとは併用ができません。すでにつみたてNISAを実施している方は、無理に乗り換えず、通常口座でミニ株に投資することをおすすめします。

ミニ株投資を始める3つの手順

投資は難しそうに思えるかもしれませんが、実はネットで買い物をするくらい簡単です。この項では、ゼロからミニ株投資を始める手順をわかりやすく解説します。

投資を始める手順

  1. 証券口座を開設する
  2. 口座に資金を入金する
  3. 注文する

1. 証券口座を開設する

ミニ株を始めるには、証券口座が必須です。

ミニ株投資に対応している証券会社は10種類以上ありますが、初心者の方は以下の3つから選べば問題ありません。

証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
買付手数料
無料
無料
※スプレッドあり

無料
売却手数料 0.55%
(最低50円)

11円
0.55%
(最低48円)
リアルタイムトレード × ×
24時間取引 × ×
公式サイト 詳細 詳細 詳細

各証券会社の公式サイトにアクセスし、申し込みを進めましょう。

2. 口座に資金を入金する

口座開設したら資金を入金しましょう。

一部の証券会社では、提携する銀行口座から自動で引き落とししてくれます。例えば、楽天証券では楽天銀行、SBI証券では住信SBIネット銀行と連携しています。

マネックス証券は自動引き落としには対応していませんが、銀行de自動つみたての機能により、毎月一定額を自動で引き落としできます。特に、毎月の投資額が決まっている場合に便利です。

3. 注文する

投資したい銘柄が決まったら、早速注文を入れましょう。注文方法には以下の種類があり、場面に応じて使い分けできます。

成行注文 現在の価格で売買する
指値注文 現在の価格よりも有利な価格になったときに注文する
逆指値注文 現在の価格よりも不利な価格になったときに注文する
OCO注文 2種類の注文を出し、どちらかが約定した場合もう一方がキャンセルになる
IFD注文 新規注文と決済注文を同時に出す

利用可能な注文方法は証券口座によって異なり、例えばマネックス証券では「成行注文」にしか対応していません。とはいえ、初心者なら成行注文さえ使えれば十分です。

ミニ株(単元未満株)の銘柄を選ぶ4つのポイント

株式投資は銘柄選定が命です。なんとなく感覚で良いと思った銘柄だけを買っても、利益が出ることはありません。

そこで、この項では銘柄を選ぶ際に基本となる4つのポイントについてお伝えします。

銘柄選びのポイント

  1. 配当利回り
  2. 株主優待
  3. 財務の安定性
  4. 割安指標

1. 配当利回り

コンスタントに利益を得たいなら、配当を重視しましょう。

値上がり益(キャピタルゲイン)は株を売って利益を獲得するまで得られませんが、配当金なら株を保有しながら収入を確保できます。

一般的に「高配当株」と呼ばれているのは、配当利回りが3.5%以上の銘柄です。高配当株の中では、特に次のような銘柄が人気があります。

  • 日本たばこ産業:6.81%
  • KDDI:3.33%
  • 三菱UFJFG:3.54%

2. 株主優待

配当だけでなく、優待を実施している会社もあります。

優待は、その会社独自の商品やサービス、商品券などを受け取ることができ、使い方によっては配当よりもお得です。

ただし、1株から優待がもらえる株式はそこまで多くありません。参考までに、ミニ株投資で優待が欲しい場合、以下の銘柄がおすすめです。

フォスター電機 同社ECサイトで使える30%割引券
京セラ 優待カタログで使える割引
上新電機 200円の優待券25枚

ミニ株ではありませんが、株価の比較的安い銘柄であれば、数万円の投資で優待がもらえるケースもあります。

3. 財務の安定性

配当や優待だけでなく、財務の安定性もチェックしましょう。

配当利回りが異常に高い銘柄は、財務があまり健全ではなく、無理して配当を出しているケースがほとんどです。言うまでもなく、業績が悪くなれば配当は減らされてしまうでしょう。

次のようなポイントをチェックし、事業が健全かどうか確認することが非常に重要です。

  • 配当性向(50%未満か)
  • 営業CF(プラスになっているか)
  • 自己資本比率(50%以上か)

配当を重視する場合は、直近で減配がないかもチェックしてください。

4. 割安指標

株式は購入タイミングも大切です。

財務健全で素晴らしい株式であっても、高値で買って安値で売ることになれば、損になってしまいます。

投資したい銘柄が決まったら、割安かどうか判断してから購入を決めましょう。重要な指標は、主に以下の2つです。

PER(株価収益率) 株価が1株あたり純利益の何倍になっているか示す指標
PBR(株価純資産倍率) 株価が1株あたり純資産の何倍になっているか示す指標

PER・PBRが低ければ低いほど、割安な銘柄だと言えます。競合他社の指数も目安にしながら判断してください。

ミニ株(単元未満株)に関するよくある質問

ミニ株がおすすめしないと言われる理由は?

ミニ株は手数料が高いのが理由です。

しかし、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券であれば、買付に手数料はかかりません。したがって、頻繁に売買しない長期投資であれば、手数料はあまりネックにならないでしょう。

ミニ株投資はいくらからできる?

購入したい銘柄によって異なります。

例えば、KDDIの株を購入したいと考えている場合、2023年5月時点の株価は4,273円なのでこれが最低投資額になります。

資金を入金する際は、あらかじめ投資を検討している銘柄の相場を調べておきましょう。SBI証券の「株アプリ」はチャートボードが見やすく、お気に入り銘柄を登録して一覧で見られるので大変おすすめです。

ミニ株で人気の証券会社は?

最もおすすめなのはSBI証券です。

買い付け手数料が無料で、NISA口座にも対応しています。また、ミニ株以外にも多彩な金融商品を取り扱っているのも人気の理由です。

迷っているのであれば、まずSBI証券を選べば間違いないでしょう。

ミニ株は儲からないって本当?

ミニ株に限らず、きちんと銘柄選定をしていないと投資では儲かりません。

配当性向や営業利益率、営業キャッシュフローなどの指標を細かくチェックし、財務が健全な株を選びましょう。また、株価や経済のニュースを日々チェックし、安くなったタイミングを見計らって購入することが大切です。

面倒そうに思えるかもしれませんが、SBI証券なら株価や経済ニュースのチェックがアプリひとつで簡単にできるので、あきらめずにトライしてみてください。

ミニ株に税金ってかかる?

ミニ株を売却して利益が出たり、配当を受け取ったりすると税金がかかります。

ただし、必ずしも確定申告を行う必要はありません。銘柄を購入する際に「特定口座」を選択しておけば、税金を勝手に計算して、勝手に納税してくれるためです。

なお、NISA口座であれば税金がかからないため、初心者の方はぜひご検討ください。

ミニ株投資ならSBI証券がおすすめ!大手らしい格安手数料で安心感がある

今回は、ミニ株投資初心者の方におすすめの銘柄・証券口座を紹介しました。

この記事のポイント

  • ミニ株なら少額からさまざまな銘柄に分散投資が可能。リスクを抑えて投資できる
  • 初心者は日本たばこ産業や伊藤忠商事、三菱UFJフィナンシャルグループなどの大手銘柄がおすすめ
  • 証券会社は「SBI証券」が最もおすすめ。買付手数料無料で、ネット証券最大手なので安心感がある

株式投資は難しそうに思えますが、初心者の方でも証券口座さえあればビックリするほど簡単に始められます。

今すぐ証券口座を作り、投資を始めてみましょう。特に、SBI証券はアプリから簡単に投資ができ、チャートボートでこまめに株価をチェックできるため大変おすすめです。

買付手数料も無料ですので、迷っている方はまずSBI証券の口座開設からスタートしてみてください!

SBI証券に申し込む

© 2023 KAZUBLOG Powered by AFFINGER5